■特集:求められる暫定規制値(安全神話)から
リスクマネージメントの政策転換

新しく記事を更新するにあたり、食品安全が大変なことに。
3.11東北大震災を経て、関東圏で、安全な食品はありえない時代になりました。
下の図(厚生労働省掲載の図)を見ていただければ、わかると思いますが
致死量の放射線レベルは、いざ知らず、直ちに影響の出ない領域では、リスクを
どう考えるかによって各国、各団体さまざまです。

放射性核種に係る日本、各国及びコーデックスの指標値 単位Bq/kg
各国の暫定規制値

日本は、EUの基準をそのままに準拠したようです。セシウムの基準がコーデックスの指標と較べて厳しくなっています。おそらく、今後セシウムの基準が厳しいから緩めると言い出すのでしょう。そんな記事が、早くもながれていました。

ここで、ぜひ言っておきたいのは、暫定基準値をもとにして”安全”をいうの、やめてほしいということです。国際放射線防護委員会(ICRP)も閾値を根拠にする姿勢では、ありません。放射線の基準は、上図ようにグレイゾーンにおいて、明確な科学的な基準はありません。暫定規制値そのものに科学的な根拠はありません。それは、図を見れば分かるでしょう。リスクをどう判断するか、多分に政治的、経済的、歴史的に影響されています。

政府のサイトを見ていると、暫定規制値以下だから安全という記事が多過ぎる。
原発災害にあたり、政府はリスクマネージメントに、失敗していると思います。民主党政権は、自信のなさからか、国民がパニックを恐れると言い訳にして、誠実に語りません。その嘘が分かるから、政府の信用は地に落ちました。第一に放射線汚染により、関東に安全な食品はなくなりました。まずそのことを国民に率直に語ることです。そのうえで、暫定的(緊急避難的)に一番ゆるい基準にすることを国民に許してもらわなくてはなりません。そもそも暫定規制値とは、本来そういうものでしょう。子供を除き、大人はある程度リスクを覚悟しなくてはならないでしょう。

それにしても、これだけの事故を引き起こしておきながら、責任者が誰もいないとはどうしたことでしょうか。この事件以後このままでは、業務上過失事故は日本からないことに。少なくとも私は、もう業務上過失事故は、日本では認めません。だってこんなひどい事故が許されるのですから・・・

09 15 2011 12:00AM
【関連ニュース記事】
●求められる暫定規制値(安全神話)から
リスクマネージメントの政策転換
●WHOより紹介(2):食品の安全性について
●WHO:日本の原子力事案FAQ(よくある質問)
●産婦人科:チェックポイントあれこれ
●脳卒中について調べてみると
●なぜ、重なる医療過誤。事態はいっそう深刻に